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ロックの部屋

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KASABIAN

KASABIAN『カサビアン』



サイケとテクノ好きとダンス・ミュージック好きには、たまらないバンドの登場です。【カサビアン】は今年登場のUKバンドの中で、もっとも私好みのバンドでした。

60年代サイケデリックと80年代ネオサイケ、マンチェスターサウンドを呑み込んだ凄いバンドです。さらにテクノハウス系のグルーブも持っているので、音響的にも宇宙的な音場が感じられてトリップします。

《CLUB FOOT》
♪1つ 俺を支配し お前は敵を翻弄する
 2つ いつものトリップで 俺の心を弄ぶ
 人気のない通りを追われ メッタ打ちにされている
 汚いトリック 一巻の終わりだ ずっとお前を探していた

 Ahhhhhh 聞けよ お前が欲しい
 Ahhhhhh 聞けよ 俺にはお前が必要だ
 Ahhhhhh 俺の顔は血塗られている
 Ahhhhhh ただ側にいてほしかったんだ♪

恋愛もサスペンスと化す、脱走と追跡のサンバ。幽幻な音空間に背筋はゾクゾクしっぱなしである。

《PROCESSED BEATS》
♪俺は潮流から逃れた 隠れても無駄だ
 お前を逃しはしない♪

《REASON IS TREASON》
♪朝が来た。非常事態発生!!サイレンが聞こえる、壁に反響するサイレンが……逃げろ逃げろ敵がやってくるぞ。一夜共にしたお前とも別れを告げる朝がやって来た。俺はけして振り返らない。闘いは続くんだ。♪

この疾走感、このスリル溢れる音群に「おしっこ」ちびりまくりそうである。カッコ良すぎです。

カサビアンはイングランド中部のレスターという都市の郊外にある農場の小屋で、共同生活をしながら曲作りをしていたという話があります。真意のほどは分からないけど、不穏な空気と危険な香りが漂う楽曲は充分それらしくて怪しげで楽しめる。

好き嫌いはハッキリ別れそうだけど、まぁ私は好きであります。

                        (2004-12-04記)


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